◆乳児院とは
離婚・別居、次の子どもの出産、父・母の家出、受刑などです。
児童相談所、民生委員・児童委員、主任児童委員、福祉事務所を相談窓口とし、最終的には児童相談所により入所を決定します。
乳児院でかかる費用は、主に公費でまかなわれていますが、保護者の前年度の所得や世帯の状況に応じて、段階的に一部を負担していただいています。
◆重点事業
全国乳児院協議会は、乳児院倫理綱領、チェックリスト「より適切なかかわりをするためのチェックポイント―意識しよう 気づこう 子どもたちの思い―」を作成しました。以前から行っている浜松乳児院独自の自己評価シートと併せて日々養育の見直しを行い、子どもの権利擁護に努めています。
それまでに育まれた環境の影響を心身に受け、個別的対応が必要になった子どもの入所を受け、小児神経学や児童精神医学、リハビリテーションなどの知識や技術の習得のための研修の充実に努め、嘱託医や外部機関との尚一層の連携を図っています。
児童相談所が実施する里親認定前研修(施設見学・講義・養育実習)に乳児院の場を提供しています。また、浜松市の養育支援訪問事業とも連携し、乳児院を退所した家庭に必要に応じてアフターケアとして家庭訪問を実施しています。